ホームレス強制退去から一週間、、、。

丁度一週間前の今月5日、全国的にニュースでも大きく報道されていたが、自宅裏の某公園に住むテント暮らしのホームレス達が行政代執行法に基づき強制退去させられた。その日は朝から拡声器の声や上空をヘリコプターが飛び回っていたので騒がしかった。自分も見に行こうかと思ったが、別にホームレスの支援者でもないし自宅療養中の身でもあったのでテレビのニュースで見ていた。

この公園は自転車のロードコースとして入院前から毎日のように走っていた。ホームレス達の生活もなにげに毎日目にしていた。今回の騒ぎは一回目では無い。今から5年前の2002年にこの公園に隣接するスタジアムでワールドカップが行われた。その時も行政によってホームレス達は強制退去させられた。今回の規模よりかなり大規模だった事は覚えている。あの時もそうだが、行政のその場限りの強制執行ぶりは考えものだ。

昨日久しぶりに公園を歩いてみたんだが、公園のロードコースにはいつもと変わらず犬の散歩やトレーニングに勤しむ老若男女が汗を流していた。ホームレス達が住んでいた所には一面にフェンスが建てられて入れなくなっていた。今回の強制撤去は今年この公園のスタジアムで開催が決定している世界陸上に向けての街の美化が目的である。しかしイベントが終わればまたホームレス達はこの場所に戻って来るだろう。。。行政もその時はまた見て見ぬフリをする事も解りきった事である。

イタチごっこに無駄金を使う行政にはうんざりさせられる。ホームレス達がいいとは決して思わない。彼らは彼らで好き放題やっていたからな。毎日見てれば目に余る事もある。支援者もどこからやって来てる人なのかはまったくもって謎。。。支援者の中に近隣住人が何人いるというのだ?今はこの問題も忘れられて行く一方だが何一つ解決できていないことだけは明確。とことん無駄を感じさせられる。




ホームレス達に可愛がられていたと思われるニャンコ。

逃げる気配はなく手を出せば頭をすり寄せてきた。こいつらこそ理不尽な人間の都合に巻き込まれた真の被害者であるように思える。